■全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
高英男副委員長
昨年7月より11月中旬まで139日に及ぶ生コン産業ゼネラルストライキは、単に共闘する4労働組合だけの力ではなく、生コン協同組合に結集する未組織・既組織を問わず多くの生コン専業である中小企業との共同闘争で闘われました。
結果として11月に大手スーパーゼネコンを始めとする在阪ゼネコンのほとんどが、生コン適正価格(値上げ)に応じる成果を挙げました。
しかし、ストライキ体制を解除した直後から、ゼネコンの圧力によるセメントメーカーの巻き返し攻撃が始まっています。
昨年の関西における生コン産業ゼネストは、建設独占やセメントメーカーを慌てさせましたが、その支配を崩すまでには至っていません。しかし、労働組合や中小企業の共同闘争によって闘えば成果が得られることを示しました。大きく見える独占資本を中心とする支配側の力も「砂上の楼閣」であると言ってよいのです。
私たちの闘いは、いまだ少数です。しかし、少数でも闘い方によっては社会を変える力を持っていることを示しました。このような闘いを多くの地域・職場でつくり出すことができれば、大企業を優遇し、労働者を苦しめるこの社会を変える力となるのです。
本集会参加の多くの労働者と共に闘う決意を述べて連帯労組関西地区生コン支部のアピールとします。 |