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 11・1全国労働者総決起集会 賛同用紙(PDF10KB)

賛同と参加のお願い(PDF版 13Kb)

 

たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
   改憲-戦争と民営化-労組破壊にたち向う労働者の国際的団結を!

     11・1全国労働者総決起集会への賛同と参加のお願い

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合 

 全国のたたかう労働者の皆さん!
 恐慌が世界をのみ込んで進行し、労働組合がいかなる役割を果たすことができるのかが問われています。労働者の団結した力が時代の最前線に登場しなければいけないときが来ました。
 新自由主義政策はこの30年余り、あらゆる社会的連帯や団結に激しい攻撃を加え、労働者の雇用や賃金、権利、社会保障制度、教育、医療、地方自治、農業を破壊して吹き荒れ、破綻しました。その過程で生み出されたのは、「世界の総労働人口の6割にあたる18億人が正当な労働契約も、社会保障もない奴隷的労働に従事している」(OECD報告)という現実です。解雇、賃下げ、倒産の嵐が労働者を襲い、失業率が急増し、年収300万円以下の労働者が全体の4割に及んでいます。資本主義体制の危機は改憲と戦争への衝動に拍車をかけ、国家主義や排外主義が洪水のように煽られる状況のなかで、「敵基地攻撃も憲法の範囲内」等の主張が公然と行われる事態が生み出されています。
 戦後長く続いた自民党による政治支配が瓦解しようとしています。その根底にあるのは、あらゆる意味で社会発展の桎梏となり、歴史的生命力が尽きた資本主義体制の危機です。歴史の転換点にあって問われているのは、昨年の11月集会で民主労総の仲間が訴えたように「心の中に居座っている敗北主義を振り払い、改良主義を克服し、社会主義へと向う変革的労働運動で自らを革新すること」です。
 吹き荒れる攻撃が全世界で労働者人民を深い眠りから呼び覚まし、世界中にストライキやデモの嵐が轟いています。情勢に負け、展望を失い、変質と屈服を深める既成の労働組合の支配に抗し、現場からの怒りの声が噴出し、労働運動の新しい潮流が生まれ出ようとしています。
 この一年、私たち三組合は、労働運動の再生をめざして闘いを積み上げてきました。連帯労組関西地区生コン支部は大弾圧をはね返して産別政策闘争の画期的な地平を守りぬいています。港合同は「団結こそ命」を掲げて中小零細企業に働く仲間を地域で組織し、倒産・解雇攻撃と対決して闘いぬいています。動労千葉は1047名闘争や反合・運転保安確立、組織拡大、国際連帯の発展に向けた闘いを貫いています。  
 また私たちは、「職場から闘いに立ち上がり、全国に闘う労働組合の共同センターや労働学校を網の目のように組織しよう。今こそ全国で職場・地域から闘う労働運動再生への火の手をあげよう」というアピールを発信しました。この訴えは、仲間たちの手によって全国各地で職場から闘いをつくりあげる苦闘となり、具体的な形をとって広がりはじめています。今なによりも求められているのは、不一致点は留保し、一致点を拡大して闘う労働組合の全国ネットワークをつくりあげることです。労働者が団結を取り戻し労働組合を甦らせることです。自らのもつ力と可能性を自覚し、誇りを取り戻すことです。
 私たちは本年の11月労働者集会に向けて三つのことを訴えます。
 第一に、国鉄1047名の解雇撤回闘争を先頭に、民営化・労組破壊と、改憲・戦争に立ち向かう全ての労働者の怒りの声を結集することです。今、労働者と労働運動が置かれている困難な現実は、国鉄分割・民営化攻撃を突破口として生み出されたものです。今また「公務員労働者360万人を一旦解雇し、民営化された事業所等に選別再雇用する」という道州制攻撃が叫びたてられています。1047名闘争は全ての労働者の権利と未来をかけた闘いです。闘いは正念場を迎えています。解雇撤回要求をとり下げて、政府に「人道的解決」を求める運動の危機を打破して1047名闘争の旗を労働運動の先頭におし立てなければなりません。
 第二に、すべての犠牲が労働者への首切り、賃下げ、非正規職化等の攻撃となって襲いかかっている現実に対し、現場からの反乱を組織することです。無数の労働者が「生きさせろ!」と叫んでいます。派遣法撤廃、大幅賃上げ獲得、最低賃金引き上げを求める怒りの声を結集しなければなりません。私たちは'10春闘に向けて、「ゼネストが必要な情勢だ! 闘う労働運動を復権させよう!」と全国に発信します。
 第三に、労働者の国際連帯闘争を大きく発展させることです。今ほど万国の労働者の団結した力が求められているときはありません。
 私たちは、本年の11月集会を自らの飛躍をかけた闘いとして全国の仲間たちに呼びかけようと討議しました。渦巻く怒りの声をここに総結集し、労働者の団結した闘いこそが歴史をつくり、社会を変革する力だと宣言しよう。志を同じくするすべての皆さんの賛同と参加を心よりお願い申し上げます。

 2009年8月

●集会名称 「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう!改憲‐戦争と民営化−労組破壊にたち向かう労働者の国際的団結を!11・1全国労働者総決起集会」

●と き  11月1日(日)正午開会
●ところ 東京・日比谷野外音楽堂

 

◆たたかう労働組合の全国ネットワークとは?

 1998年、全日本建設運輸連帯労働組合・関西地区生コン支部(全日建関生支部)、全国機械金属労働組合・港合同(港合同)、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)の三組合が呼びかけて、「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!11・8全国労働者総決起集会」を開催しました。
 以降、たたかう仲間たちの賛同と協力によって毎年11月に集会を積み重ね、2002年の11・11集会で第5回を数えるに至りました。

 この11月集会を呼びかける契機となったのは、組対法(組織対策法)反対闘争と、国鉄1047名問題に関する東京地裁の98年5・28反動判決に対する闘いでした。国家総ぐるみの不当労働行為を開き直り、労組法−労働委員会制度を否定するこの判決に対し、「こんなものがまかり通ったら、不当労働行為=組合潰しも首切りもやりたい放題だ」という危機感と怒りを強烈に持ったことが、三組合の「呼びかけ」の出発点になりました。

 そしてこれまでの様々な問題を乗り越えて、今こそ闘う労働組合が大同団結することが求められているという思いを込めて「全国ネットワークをつくろう」と呼びかけたのです。