11・7全国労働者総決起集会へのメッセージ
海上ヘリ基地反対協議会共同代表 安次富 浩
4月19日、那覇防衛施設局によるボーリング調査の着手を実力で阻止し、漁港前座り込みを開始してから2百日を超えました。 ジュゴンが棲む辺野古沖の豊かな環境を壊す海上新基地建設に反対する長期の座り込み闘争の結果、県民の大衆的支援・支持の輪が広がり、沖縄のマスコミ各社による世論調査では、辺野古施設を容認するのは10%にも満たない状況にあります。また、去る参院選挙では、辺野古沖移設の反対を公約に掲げた糸数慶子さんが9万5千票の差で圧勝を勝ち取りました。 沖国大キャンパスに米軍ヘリが墜落炎上し、その事故処理を巡って、復帰前の米軍占領下を再現させられた県民は、普天間基地の即時閉鎖、無条件返還及び辺野古沖移設反対で一致し、米国に追従する日本政府の無能、無策に怒りを充満させています。 県民の怒りの声を逆なでするが如く、9月9日、那覇防衛施設局はボーリング調査に向けて、潜水、磁気探査等の予備調査を強行してきました。私たちは10艘余のカヌー隊等を配置し、那覇防衛施設局の調査船と海上で対峙し、抗議、阻止行動を連日、展開しています。 11月8日にも予想される沖合のボーリング調査に対して、非暴力・阻止行動を展開すべく準備に入っています。今後とも、私たちの闘いにご支援をお願いします。 在沖海兵隊等がイラク侵略戦争に派遣され、イラクの民衆を殺戮しています。在日米軍の駐留を容認し、自衛隊を派兵した日本は、イラク民衆から怨嗟のまなざしを浴びていることに自覚すべきです。 平和と民族の自決を求めるアジアの民衆と堅く連帯し、アジア民衆の脅威となり得る海上新基地建設を日米両政府が断念するまで闘うことを誓います。 世界を蹂躙するブッシュ政権と対峙する米国労働者と連帯の輪を大きくつくりあげ、さらに、朝鮮半島の自主的統一を掲げ、在韓米軍と対峙し、アジアの平和を求めて闘う韓国民衆との堅い絆をもつくりあげてゆきましょう。 日米韓の労働者、民衆がアジアの民衆との平和を求める様々な行動に立ち上がる時期にきています。私自身も、アジアの平和をつくりあげる闘いに微力ながらも協力してゆくことを誓い、メッセージとします。 2004年11月7日
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ヘリポート建設阻止協議会(命を守る会) 金城 祐治
日本はもとより闘う世界の労働者の連帯集会に結集されましたみなさん、ごくろうさまでございます。心より敬意を表します。戦争のできない国が、戦争の出来る国へと着々と準備を進めています。今こそ、労働者は立ち上がるべきです。全世界の国々、そしてかけがえのない地球の大自然を守り、65億の世界の人々の平和を守り、育てていかなければなりません。みなさん、のんびりしている場合ではありません。『いまやらなくていつやるのだ』。 21世紀の新しいうねりを起こそうではありませんか。今、現地沖縄の辺野古で果敢に戦争をさせない平和な世界を、世紀のうねりをつくっていこう、と大勢の人達が結集をし200日にも及ぶ決戦の場を死と危険の紙一重のアメリカ軍基地建設を阻止しようとがんばっているところです。絶対数のスタッフが足りません。今にも権力におしつぶされそうです。力を貸してください。そして共に平和な世界と日本を作り育てていきましょう。子々孫々まで!? 今生きている我々がやらねば、だれがやるのか。我々にはその責任があります。共に新しい世界と日本を戦争、失業のない21世紀としていきましょう。
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参議院議員 糸数慶子
11・7全国労働者総決起集会に参加された皆様に心より連帯のご挨拶を申し上げます。 私は今、地元沖縄の基地・軍隊を許さない行動する女たちの会・共同代表である高里すずよさんを勝利させるため、7日告示14日投票の那覇市長選挙に全力で取り組んでいます。 7月の参議院選挙では皆様の力強いご支援をいただき誠にありがとうございました。沖縄では全野党共闘と市民の力で自公を破ったのです。 いま私は、8月13日に起きた米軍ヘリ墜落事故、その直後の8月22日に起きた米軍属によるレイプ事件と真正面から向き合っています。これらの事故・事件は、在日米軍基地の75%を抱える沖縄の厳しい現実を全国に突きつけています。普天間飛行場の即時閉鎖と無条件の返還、名護市辺野古沖への基地移設反対を求めています。沖縄に基地はいらないし、基地の強化につながる一切を拒否します。 皆さん、今日本は日米同盟を重視し、米国追従に走り、自衛隊のイラク派兵、有事7法案の成立、さらに教育基本法の改悪など「戦争への道」を進んでいます。それをくい止めているのは平和憲法です。小泉自公政権は国連の常任理事国入りを表明し、その障害となる憲法を改悪し、そのための国民投票の実施を画策しています。 こうした危機的な状況のなか、11・7全国労働者総決起集会に参集された皆さんが、労働運動の再生にむけ、たたかう労働組合の全国ネットワークを作り上げる運動を進められていることは極めて意義深いものがあると思います。私も共にたたかっていくことをお誓いし、メッセージとさせていただきます。 2004年11月7日
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1047名の不当解雇撤回・地元JR復帰を闘う国労闘争団 北海道代表 内田 泰博 九州代表 原田 亘
労働者の団結権が危機的状況にあり、労働組合法や労働委員会制度が、破壊・崩壊されようとしています。 労働者の無権利状況・雇用環境破壊・賃金体系破壊・公務員制度改悪・年金法改悪・教育基本法改悪・人権無視などの状況は、イラクに自衛隊派遣・多国籍軍への参加・集団的自衛権の容認・自衛隊の武力行使・非核三原則や武器輸出の禁止解除と憲法改正の動きに、機敏に対応できない事態に追い込まれています。 その意図は、憲法上の拘束を破り・破ろうとしていること、あわせて、憲法9条を行使する勢力よりも、憲法を改正しようとする動きとその強さが台頭しており、アメリカに従順で戦争の出来る国に日本を変えようとしていることに、他なりません。 なぜ、これ程までに日本は危機的状況になってしまったのか、それは、1981年に発足した第2臨調行革時に、中曽根元首相発言に象徴されていた、お座敷を綺麗にして新しい憲法を、国鉄改革は203高地と唱え、国鉄改革法を断行し分割民営化を強行した背景を、しっかり受け止めなければなりません。 このことは、1996年マスコミを通した中曽根元首相発言で、戦後労働運動のなかで総評の中枢を担っていた国鉄労働組合を潰す目的で国鉄分割民営化をしたと、そのことで総評と社会党ブロックが解体することを意識して行い、旧民社党・旧同盟系のような、労使協調的な労働運動体系にすることにあったと、明言されました。 それは、物言わない抵抗しない労働者作りと労働組合の弱体化にあります。そのことが結果として、異常なまでの現状を許していることを、そして、小泉政権の構造改革は、その総仕上げをしようとしています。 労働組合の弱体は何を齎してしまうのか、資本家が権力を握っている以上、人類の歴史が証明してくれています。同じ過ちの戦争を繰り返し行おうとしていることを阻止するために、組織されている労働組合は勿論のこと労働者・国民の一人として、ナショナルセンターの枠や党派の違いを払拭する努力の中で、一大結集を図らなければならないと、考えています。 本気でやれば大抵のことが出来る!本気でやれば何でも面白い!本気でやれば誰かが共鳴してくれる!本気は人の心を揺り動かすと、確信しています。 一人は皆のために皆は一人のために、微力ながら頑張ることをお誓いし、国鉄闘争に勝利しなければならない宿命がここにあることを訴え、メッセージと致します。 以 上 2004年11月7日
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1047名の不当解雇撤回、国鉄闘争に勝利する共闘会議 議長 二瓶 久勝 鉄道建設公団(現略:鉄道運輸機構)訴訟原告団 団長 酒井 直昭
全世界に誇れる「戦争放棄」の日本国憲法9条が、いま、正に危機にさらされています。 なぜ、これ程まで勤労国民においてひどい状況におかれてしまっているのか、勤労国民一人一人が真剣に考えあわなければなりません。それは、道徳観念のない政治・正義の伴わない反動的な司法・無責任な行政の在り方に対して、それを変えていく意志を鮮明にすることにあります。 新自由主義・グローバリゼーションの中で、倒産解雇・不安定雇用・労働者の権利破壊・労働法制改悪・社会保障制度改悪・多国籍軍への参加・労働者の団結権破壊まで許し、政府、資本の攻撃に闘えないのではなく闘わない労働組合に、問題があると言わざるを得ません。しかし、なじっていても前進しません。 11・7全国労働者総決起集会に結集された皆さん方をはじめ、全国各地域にいる闘う労働者が、地平から闘う戦線の拡大を図り労働者の団結した力で変えるしかありません。 年間に、34427人の勤労市民が自死にまで追い込まれている異常な社会状況と、郵政の民営化・教育基本法改正・公務員制度改正・武器輸出の禁止解除など、この流れをくい止めるために、ナショナルセンターの枠と党派の違いを払拭し、全国結集を図らなければならないことは当然のことであります。 労働組合の弱体化は、人類の歴史が証明してくれていますように、資本権力の横暴と戦争の過ちを許してしまうことになります。それが、1981年に発足した第2臨調行革の狙いであり、中曽根元首相の戦略であったことを思い起こし、その槍玉にされた国鉄改革・分割民営化攻撃で、国労・全動労・千葉動労の闘う労働組合を潰そうとしたことです。 18年目にある1047名の不当解雇撤回の国鉄闘争は、昨年12月最高裁判決で示されたように、鉄建公団を相手とした裁判は最大の大詰めを迎えています。この裁判判決の行方で、日本の労働運動を左右してしまうその命運がかかっており、大衆運動をもって相手を追い込むために、12・1全国集会の成功に向け総力を傾注しております。 ともに闘うことを決意して、メッセージと致します、共に闘い!共に頑張りましょう! 2004年11月7日
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ILWUローカル19執行委員/MWM委員会西海岸北部担当委員 ガブリエル・プロール
兄弟姉妹のみなさんにあいさつを送ります。 私たちが国際労働運動の一翼を担えることは、たいへん光栄なことです。とりわけ、日本の兄弟姉妹が、私たちを11月7日の国際集会に招待して下さったことに、あらためて感謝します。 私自身が本集会には参加できないのは、実に残念なことです。しかし、ともに労働運動の発展のために闘う気持ち、みなさんの闘いはわたしたちの闘いであるという気持ちでは、ここに出席しておられるみなさんとまったく一緒です。あなたがたの闘いは、わたしたちの闘いです。ILWUは、かつて労働運動がつくりだしたスローガンのなかで、もっとも偉大なスローガン「ひとりに加えられた攻撃は、万人への攻撃である」を有しています。 私たちは、組織労働者の運動と未組織労働者の運動が団結すべき時代に入っています。この団結によって、企業による抑圧やどん欲な組合破壊の攻撃に対して、国際的に打ち勝つことができるのです。 MWM委員会は、国内的、国際的に労働者に結集を呼びかける第一歩をふみだしました。資本は、今や、労働者こそが、ランク&ファイルとして全世界の基礎を担っているのだということを思い知らねばなりません。 世界を動かしているのはわれわれだ。金持ちが、労働せずに、ますます金持ちになれるのは、われわれがいるからだ。われわれ労働者こそが決定権をもっている、最後の切り札をもっているのは、われわれ労働者なのだ、ということです。 私には夢があります。われわれの労働運動が国際連帯の最終目標に達したとき、世界中の労働者が団結し、抑圧から解放された労働者の闘いの日を祝うことです。いつか、すべての企業経営者、社長、抑圧者が、われわれと同じにしか稼げなくなるのです。それが新たな時代の始まる日となるのです。 MWM委員会は、新しい潮流の第一歩を鮮明にしるしました。われわれの力を結集させるために、ランク&ファイルの労働運動を不断に拡大していきましょう。労働者階級に力を! 最後に、とりわけ次の兄弟たちに感謝の気持ちを述べたいと思います。 動労千葉委員長田中康宏さん、動労千葉新小岩支部長佐藤正和さん、動労千葉を支援する会事務局長山本弘行さん、そして、力強く生き生きとした信条をもって闘うすべてのランク&ファイルメンバーと諸組織のみなさん。 連帯を込めて |